人間は、日常生活の中で、片足に全体重がかかる瞬間があります。
歩いたり、走ったり、階段を降りたり、動きの中では体重の数倍の荷重を支えています。
足首の関節は、構造上横方向の動きには弱く、体重が乗った瞬間「横ブレ」を起こしてしまいます。
その時、身体は、横ブレする動きを止めるため「踏ん張る」という動作で足首をロックさせているのです。
それでは、足首をロックさせるとは、どのようなシステムで行われているのでしょうか。
下腿の筋肉には、背伸びなどをする際、つま先立ちになる時に働く下腿三頭筋と、つま先を上に持ち上げる前脛骨筋の二系統しか存在しません。
この二つしかない筋肉で、横方向に動かないようにするには、例えば「運動会の綱引き」で引き合うお互いの力がつり合って動かなくなった時、横方向に動きにくくなるのと同様に、より大きな力でつり合えば、それだけ強力に足首をロックすることができるのです。
通常、下腿三頭筋は、殆どの人が片足立ちで背伸びが出来ますから、自分の体重を片足で押し支える力が有るということです。
では、つま先を背屈(上に持ち上げる)させる働きの前脛骨筋はどれ程の力でしょうか。
誰も測ったことが無く、計測するための道具すらありません。
実は、この前脛骨筋の背屈力は、日本人が特異的に弱いということを、私は長年の研究で確認しています。
下腿三頭筋がどれほど強力でも、つり合っている状態で足首をロックさせている訳ですから、弱い方の前脛骨筋の筋力が、足首をロックする力を決定する限定要因になっているのです。
言い換えれば、「つま先を上に持ち上げる力が強くなれば、それだけ、足首をロックする力は強くなり、足首は横ブレしにくくなって、より強く踏ん張れる」ということです。
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岐阜県各務原市の整体・カイロプラクティック院「寶聖體(たからせいたい)」
電話番号 058-383-5957
営業時間 9:00~19:00(日曜定休)
院住所 岐阜県各務原市蘇原中央町3-14
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肉離れ等のスポーツ外傷、外反母趾、顎関節症、小顔矯正(顔の歪み)、
美顔(しわ・たるみ)、骨盤矯正に関するお悩みは一度ご相談ください。
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