肩や肘の故障を抱えた選手から相談を受けた際、チェックしなければならないのは、利き腕と反対の足首です。
右投げなら左足首、左投げなら右足首の負傷歴や最近の疲労の状況を確認して、足首の 背屈力 を測定します。
投球時、踏み出した軸足がしっかり踏ん張れていないと、コントロールは乱れ、球威が落ちてしまいます。
ボールをコントロールしようとして上半身が力み、投球フォームを崩して肩や肘に負担をかけ、疲労の蓄積を招いて故障に繋がってしまいます。
更に、踏ん張る力を補助する脊柱起立筋への負担も増すために、スタミナも奪われてしまいます。
軸足の横ブレは、膝関節や大腿部、股関節や腰に伝わりそれらの故障の原因となることも有ります。
足首の背屈力を高めることは、肩や肘の故障の予防や治療にとって必須の課題です。
過去に、当時小六の少年野球のピッチャーの男子が、整形と接骨院に3ヶ月通院後に来院され、右肩が痛くなった1ヶ月前に左足首を捻っていたことが判明。
父親に足首の背屈力強化のリハビリを指導し、その後1ヶ月で以前より球威が増して治癒しました。
足首の山内理論によるテーピング法は、テーピングするだけで背屈力を高めた状態を体験出来ます。
2015年1月13日(火) 15:26|カテゴリー:
院長ブログ
人間は、日常生活の中で、片足に全体重がかかる瞬間があります。
歩いたり、走ったり、階段を降りたり、動きの中では体重の数倍の荷重を支えています。
足首の関節は、構造上横方向の動きには弱く、体重が乗った瞬間 横ブレ を起こしてしまいます。
その瞬間私達は、横ブレする動きを止めるため 踏ん張る という動作で足首をロックさせているのです。
それでは、足首をロックさせるとは、どのようなシステムで行われているのでしょう。
下腿部には、背伸びなどをする際、つま先立ちになる時に働く下腿三頭筋と、つま先を上に持ち上げる前脛骨筋の二系統しか存在しません。
この二つしかない筋肉で、横方向に動かない様にするには、例えば 運動会の綱引き で引き合うお互いの力がつり合って動かなくなった時、横方向に動きにくくなるのと同様に、より大きな力でつり合えば、それだけ強力に、足首をロックすることが出来るのです。
通常、下腿三頭筋は殆どの人が片足立ちで背伸びが出来ますから、自分の体重を片足で押し支える力があると言う事です。
では、つま先を背屈させる働きの前脛骨筋はどれ程の力でしょう。
誰も測ったことが無く、計測するための器具さえありません。
実は、この前脛骨筋の背屈力は、日本人が特異的に弱いようです。
要因としては、成長期に平らな所でしか生活していないことが考えられます。
日本という国は、あらゆる場所、農道や林道までも平らに舗装してしまっているのです。
下腿三頭筋がどれだけ強くても、前脛骨筋とのつり合った状態が踏ん張る力を決定している訳ですから、筋力の弱い前脛骨筋の筋力が踏ん張る力自体を決定しているのです。
つまり、つま先を上にあげる力を鍛えれば、踏ん張る力が増大し、下半身が安定し上半身の力が抜けて、フィジカルが強化され、運動時のパフォーマンスも向上するのです。
2015年1月7日(水) 16:34|カテゴリー:
院長ブログ
小学生(一年生)の彼は、おばあちゃんの勧めで来院されて、4回目(月1回)の施術です。
初めは、内股のせいか転び易く、内股で走る姿が不自然で、足も遅かったそうです。
生活面でも落ち着きが無く、最
初の施術では興奮状態でした。
今日の施術では落ち着きも出て、お母さん曰く、走るのも速くなって、内股走りも治った。
学校で得意なのは、音楽と体育だそうです。
良かったね!
手を使うことが多い人にとって、腱鞘炎やバネ指は、宿命的に発生する厄介な存在です。
私の発見した筋肉の特性によると、筋肉の両端、起始部、停止部の腱が付着している骨に柔らかい振動を加えることで、当該筋肉は瞬時に緩みます。
腱鞘炎は腱鞘という、腱が通る鞘が腫れ、内径が狭くなった状態です。
筋肉は収縮すれば太く、拡張すれば細くなります。
腫れた腱鞘の中で、腱が細くなれば、腱鞘炎はオートマチックに消炎します。
振動を加えるだけで充分、揉んだり指圧したりして、痛みを感じさせたら逆効果です。
詳しくは、個別にお尋ね下さい。
2015年1月6日(火) 06:07|カテゴリー:
院長ブログ
年末ならではの原因かもしれません。
もう少し、キリの良いところまでと、限界を超えて働いてしまいます。
ぎっくり腰の施術で、骨盤の矯正を行う時、指標とするのは首すじの筋肉の状態です。
骨盤の矯正は、仙骨の関節面が水平になることで、背筋の捻れや側弯が改善されるだけではなく、首すじの筋肉の緊張も消失します。
先日いらした美容師さんのお母様(お母様も美容師さん)、娘さんのご紹介で来ていただけました。
両足の外反母趾、左下肢の座骨神経痛と膝痛、首の痛みを訴えてみえます。
さあ、これからどのように変わって行くでしょう!
とりあえず、外反母趾意外は消失した状態でお帰り頂きました。
足首の山内理論、魔法のテーピングを貼って判ったことがあります。
足首をロックさせる力、爪先を持ち上げる力が弱いと、歩行加重時に着地を安定させようとして、足の裏全体で接地しようとします。
しかし、足首から先が長いため、実際には爪先からの接地になります。
山内理論によるテーピングをすることで、爪先を持ち上げる力が増幅し、外反母趾、魚の目、タコを改善することが出来ました。
テープにかぶれない人であれば、テーピングして10週で改善しました。
魚の目、タコは数週で消失しました。
外反母趾の原因を、踵の高い靴を履くことだと言われますが、ヒールの高い靴を履かない子供や高齢者の状況を考えると、足首を支える力が弱いことが原因と推測できます。
足首の爪先を持ち上げる力(前脛骨筋)のトレーニングをすることで、外反母趾、魚の目、タコは改善できるのです!
根本的な対策は、これがベストです!
2014年12月21日(日) 10:28|カテゴリー:
院長ブログ
毎月恒例となっております、豊田出張施術会を開催いたします。
まだ少し空きがあります、施術希望の方はご相談ください。
見学は随時お受けいたしております。
平成26年12月18日(木)
13:00~21:00
豊田市福祉センター 43会議室
090-8136-4164 (山内)
従来のカイロや整体、病院等で改善できない症状を得意にしております。
先ずは、相談してみてください。
長野県大町の旅館の女将さん、遠い所を来て頂きました。
物心ついた頃から、左足だけ内反足だったそうです。
35才ぐらいから、疲れが溜まると、左足首から膝、腰に腫れや傷みを感じていたようです。
50代を迎えて、階段の登り降りが多い旅館の仕事は、それらの症状をより悪化させてしまいました。
施術としては、骨盤の調整をして重心の位置を正常に戻し、左足首をテーピング固定しました。
今後、テーピングを日常し続けて頂ければ、新陳代謝を繰り返す中で、少しずつ内反変形も改善出来るのでは、と考えております。
15年前から体調を崩し、2年間苦しんだ原因不明の「めまい」が、月に二回の施術で4か月後には消えていました!
68歳の女性は、卓球が趣味でしたが、「めまい」が出てからは卓球どころか、真直ぐに上を向いて横になる事さえも出来ない2年間だったそうです。
寶聖體(たからせいたい)では、骨盤を調整することで自律神経の失調を整え、めまいなどの不定愁訴を改善することが出来ます。
結果的に症状の改善だけでなく、姿勢やメンタルの状況も改善されます。
多くの専門医で原因不明と診断され、諦めていた症状をお持ちの方も一度ご相談ください。
未来は、この先にあります。