毎月恒例となっております、豊田出張施術会を開催いたします。
まだ少し空きがあります、施術希望の方はご相談ください。
見学は随時お受けいたしております。
平成26年12月18日(木)
13:00~21:00
豊田市福祉センター 43会議室
090-8136-4164 (山内)
従来のカイロや整体、病院等で改善できない症状を得意にしております。
先ずは、相談してみてください。
つま先に負荷をかけた状態で、つま先を持ち上げる「背屈運動」をしてみると判ることがあります。
腰から背中、首筋までの脊柱起立筋などの背筋群を強く緊張、収縮させて、全力で背屈運動しても、つま先を持ち上げる力は非常に弱いのです。
しかし、山内理論によるテーピング法を施した状態で、同じ運動をしてみると、脊柱起立筋はほとんど緊張することなく、つま先を持ち上げる背屈力が劇的に強くなっていることが確認できます。
つまり、足首の背屈力、前脛骨筋の筋力を高めることが出来れば、歩行加重をを伴うすべての運動、スポーツ時背筋群の緊張を軽減し、筋肉の疲労を最小限に止め、スタミナを温存できるのです。
山内理論によるテーピング法で実際にテーピングをして発見したことがあります。
テーピング施行前、重心がつま先寄りにあったことで、背筋は前傾し所謂、猫背になっていた姿勢が、テーピングを張っただけで重心が踵寄りに移り、背筋が自然に伸びて胸郭も開いて理想的な姿勢になっていました。
しかも、歩行時の重心位置が踵寄りになることで、踵着地が自然に出来て、膝が伸びて歩幅が広くなり、突起に対してもつま先が上から踏みつける形になって、つまずき難くなります。
どのような素晴らしいウオーキング法も、足首が横ブレしていないことが前提となるのです。
人間は、日常生活の中で、片足に全体重がかかる瞬間があります。
歩いたり、走ったり、階段を降りたり、動きの中では体重の数倍の荷重を支えています。
足首の関節は、構造上横方向の動きには弱く、体重が乗った瞬間「横ブレ」を起こしてしまいます。
その時、身体は、横ブレする動きを止めるため「踏ん張る」という動作で足首をロックさせているのです。
それでは、足首をロックさせるとは、どのようなシステムで行われているのでしょうか。
下腿の筋肉には、背伸びなどをする際、つま先立ちになる時に働く下腿三頭筋と、つま先を上に持ち上げる前脛骨筋の二系統しか存在しません。
この二つしかない筋肉で、横方向に動かないようにするには、例えば「運動会の綱引き」で引き合うお互いの力がつり合って動かなくなった時、横方向に動きにくくなるのと同様に、より大きな力でつり合えば、それだけ強力に足首をロックすることができるのです。
通常、下腿三頭筋は、殆どの人が片足立ちで背伸びが出来ますから、自分の体重を片足で押し支える力が有るということです。
では、つま先を背屈(上に持ち上げる)させる働きの前脛骨筋はどれ程の力でしょうか。
誰も測ったことが無く、計測するための道具すらありません。
実は、この前脛骨筋の背屈力は、日本人が特異的に弱いということを、私は長年の研究で確認しています。
下腿三頭筋がどれほど強力でも、つり合っている状態で足首をロックさせている訳ですから、弱い方の前脛骨筋の筋力が、足首をロックする力を決定する限定要因になっているのです。
言い換えれば、「つま先を上に持ち上げる力が強くなれば、それだけ、足首をロックする力は強くなり、足首は横ブレしにくくなって、より強く踏ん張れる」ということです。
普通に考えて、成人した頭蓋骨の縫合結合が、表情が変わるほど動くと言うことは考えにくいですよね。
それでは、「小顔になる」と言うのはどのようなシステムが考えられるでしょう。
一般的に一番多いのは、痛みを伴うほどの圧力を加えた施術などの、リンパマッサージに類するものです。
これは、施術後に大きな変化がみられますが、直ぐに組織液が流入してきますから、長時間の持続は難しいです。
ただ、筋肉・皮膚組織はマッサージにより、代謝が更新しているので、美顔効果はあります。
骨格を動かすことが可能なのは、下顎骨のみです。
下顎骨は、顎関節により頭蓋骨にぶら下がった形の、ブランコのような構造です。
顎の歪みは顔の歪み、ブランコのチェーンの長さが違うことが歪みの原因です。
チェーンの長さを揃えれば、後は重力によってオートマチックに矯正されます。
顎関節を構成している咀嚼筋の側頭筋と咬筋を緩め、左右の長さが等しくなれば、後はブランコ同様、オートマチックに矯正されます。
筋肉が緩んで矯正されることで顎関節の間隙が広がり、リンパの流れが改善されますから、おのずと、浮腫みが解消されて小顔になります。
エラの張りも、左右が揃うことで目立たなくなります。
筋肉の山内理論では、当該筋肉の両端である、起始・停止部の骨に振動を加えることで、その長さを瞬時に緩めることができます。
しかも、筋肉に直接ストレスを与えていないので、その持続時間は24時間以上です。
1日に1度セルフで行えば、緩んだ状態は速やかに体質へと変化していきます。
今年の春、以前から通院されていた患者さんの自閉症の娘さんが、勤務先での人間関係のストレスから手足のシビレを訴えて来院されました。
骨盤の矯正が終わって症状が改善した事を喜んでいただきました。
施術後のおしゃべりの中で「娘は歯を食いしばってしまい、うまく笑顔が作れない」と相談されました。
筋肉は緊張状態から更に緊張することは出来ません。
収縮した筋肉を緩めて、長さに余裕ができれば表情にもメリハリができ、笑顔が見られるのではと考え、筋肉の山内理論を用いて咀嚼筋である側頭筋と咬筋を緩めてみました。
すると、お母さんの「笑ってごらん」に応えて、口角を上げて笑顔を作ることができました。
幼いころから、お母さんは彼女が「笑ってごらん」に応えて「一生懸命に笑っていたことが判った」と涙を流されていました。
自閉症の方の表情が乏しいのは心の問題ではなく、硬縮した筋肉の仕業です。
豊かな心の変化が表情に表わせたら、本人も家族も、毎日が楽しくなりますよね。
筋肉の山内理論、まだまだ可能性を感じます。